毎年10月22日は京都三大祭りのひとつ時代祭が開催されます。
このお祭りは一般市民も参加します。
このホームページではイラストを交えた衣装の解説や参加記録とともに時代祭の魅力をお伝えします。

  • 衣装
  • 参加記録
  • 時代祭資料
  • 時代祭見所

時代祭(本番)

 当日は朝7時に集合。わらじは痛いのでワタを指の間にはさんでテーピングしておきました。
 学校の体育館に行くとすでに着替えが始まっていました。僕は写真を撮りつつゆっくり着替えたかったのですが、それはゆるしてもらえず。「もうどんどん着てって」って感じで衣装を 装着しました。着付けも学区内の有志で行っているので、けっこうわからない事も多く。「これであってるんかな?」とか言いながらの着付け。紐がいっぱいあってたいへん。写真を撮ろうとデジカメを持ってきたのですが、着替えと共に袋に入れられ、先に荷物と共に平安神宮へ。もう撮影できません。


届いた衣装




こちらは兜。写真だと美しいがけっこう年季が入っていて修理の後も




足袋にわらじ、スネには防具を付けて袴がかぶさる

 9時からは、子供たちや町内の人にお披露目。校庭を2周ほどまわって、そのままバスへ乗り込みました。ここで初めて弓は左手に、つるを内側にして寝かせて持ってくださいと指導していただきました。

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こどもたちの前で小学校の校庭をパレードする。和やかな雰囲気

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校庭で歩く場合は馬が無いので楠木正成も歩き

 鎧を着たままバスで移動なんてできるのかなと思ったんですが2人座れるとこに1人すわって補助椅子出してなんとか移動できました。刀が邪魔で身動き取りにくいですね。話をしていると、「時代祭はいつかまわってくるんやろうな」と思って待っていた人なんかもいます。でもそのひとも40後半か50代といったところ。30年に一回のチャンスは本当なんですね。本当に今回は参加できてラッキーです。


 御所に着き、入り口で下ろされるので歩いて自分たちの陣へ行きます。途中、見事なクラシックカーとか、鼓笛隊とか牛車とかいろいろめずらしい道具や衣装を着けた人がいっぱい。
 自分の陣についた後は各自椅子に座って待機。でも記者さんとか一般カメラマンがわんさかあつまってきて撮影会が始まっています。やはり一番人気は大将の楠木正成や副将の楠木正季、ほか侍大将などが並んで撮影されています。我々一般兵はそういうのはないので、うろうろと見学へ。するとあっというまに囲まれて写真撮影会になってしまいました。外人が「どもありがとございました」とか「メルシー」とか言ってます。おもしろいので、あちこちうろうろして、弓を持たせてあげたり、兜を貸してあげたりすっかり人気者でした。